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日々の萌えなどつらつらと。
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風待草 『花』編をUPしました。

『月』が龍馬、『雪』が高杉、『花』が御家老視点という、
短編の連作という珍しい形でのUPになりました。
この形式でないと書けないものだったので、
それもいいかなあ、と。

重なっている部分もありますが、月→雪→花の
時系列で並んでいます。
月から読むほうがわかりやすいと思います。

全部書き終えたのであとがきを続きに

拍手[2回]



風待草というのは梅の別称です。
春風=高杉に添う花=ゆきというイメージで、
梅の花にちなんだ名前を探してたどり着いた言葉です。

書きたいネタの関係でひとりの視点で書くことが難しく、
1~4話が龍馬、5~7話が高杉、残りが小松視点になってしまった時点で
普通に1~9話にしてしまっていいのか悩みました。
雪月花と普通は並べますが、
作品として書く場合は月雪花の順で並べることが多いと、
何処かで見たので(多分wiki)そういうのもいいかなと。
『月(届かない憧れ)』、『雪(文字通りゆき)』、『花(思い出)』という
意味も重なったので、月編、雪編、花編と
各主人公ごとにまとめてみました。
普段譲⇔望美とか、幸鷹⇔花梨と視点をリレーさせて
書く形式の作品が多いのですが、
それは向かい合う二人の関係性を書くのには良くても、
男三人wで同じ女の子を思う作品には適さないと思い
こんな形になりました。

高杉氏が微妙にへたれですいません。
いや、もっとガッと行って貰っても良かったんですが、
御家老の陰謀と、高杉氏の焦りによって


初夜からひとつお布団!という


難易度MAXな状況にゆきちゃんを追い込んでしまい、
いきなりがっと行かれるのも不憫かなあとあんなやりとりになりました。
まあ……ひとつお布団を見て驚くゆきちゃんと、
そこに追い込む高杉氏が書きたかったっていう理由で(←変態)
これを書いている事情もあり……ゆきちゃんには申し訳なかったです。
怖い思いをさせてごめんねゆきちゃん!
や、でもきっとあの後高杉さんは本領を発揮してると思うので、
それは各神子殿で存分に想像してくださいませ。(←?)
多分本番は自分が書いてもたいしたことはないと思うんですよ。うん。
でも普通に宿屋でひとつの部屋で並べられたお布団→絶句→
次の日片方のみが乱れているっていう状況だと思うんですけどね。
高杉さん相当我慢してたと思いますんでー。(鬼畜)

個人的には萌えポイントをねじ込めたのでわりと満足してます。
桜智がしゃべっていないのは多分色々ショックだからだと思いますたぶん。
他のみんなより反応が早いのは桜智だけが英語を理解しているから。
本当に損な役割だったと思います。
でも人前で愛を誓うとか、キスするとか。
昔の日本人には「うへえ」と思う出来事だったと思うのです。

以下メモから抜粋
『月』
 ・祝言を挙げさせてやりたい
 ・それはゆきのためじゃなく、俺たちの自己満足 心の整理
 ・そして心はひとつであれど、袂を分かつ八葉の解散式だ
 ・アーネストの『病めるときも健やかなる時も……』
 ・死が二人を別たないから誓わなくていい←高杉なら言うだろう
『雪』
 ・通された間の続きをあければ、お布団ふたつに枕ひとつ。(笑)
 ・あからさまに緊張するゆき。(笑)
 ・それをほほえましく見つめる高杉。(笑)
 ・(こ、これは……! 初夜とはこういうものだろう?←爆笑)
 ・脱ぐ前に、ペンダントを外してみてくれないか。
  消えないことを確認したい。
 ・透けない右手に唇を這わせる。
 ・美しい衣はお前を引き立たせる。けれど、他の男が与えたものを
  お前が身に纏うのは妬けた。
  けれど今は気にはならない。
  お前にこうして触れられるのは、俺だけだ。
  お前もそれを他に許すな。
『花』 
 ・花嫁衣裳の見立て
 ・唇に紅を差す
 ・魂を分かちあったあの時、高杉は苦悶の顔を浮かべていた。
  ゆきくんの命を喰らって生きる業の深さに絶望していた。
  ……けれど苦痛に耐える顔は、快楽を堪える顔に限りなく似ている。
  高杉、君が感じていたのはゆきくんと溶け合う快楽ではなかったの?
 ・春風だなんておかしいね。あれほど厳しい男だったのに。
  冬将軍と言ったほうがしっくりくる気さえするぐらいじゃない?
 ・いや、案外あいつは情の深い優しすぎるくらいの男だったさ。
  冬の最中に春を呼ぼうと決死の覚悟で駆け抜けたんだ。
  春風って甘い響きはいまいち馴染まないが、存外似合っていたのかもな。
 ・睡蓮は花が終わると水没する。

あたりでしょうか。
『苦痛に耐える顔は~』は龍馬さんは絶対思いつかない発想なので
是非とも御家老に語って頂こうとこういう形になりました。
着物を贈ってやりたいという気分はずっとあったと思うのでこんな風になりました。
蓮の花は花弁が散りますが、睡蓮は花を閉じて沈んでしまうそうですよ。
高杉に寄り添う、潔いゆきちゃんに相応しいなと思い、
梅の花だって言っているのにねじ込んでしまいました。(苦笑)

長いあとがきですね。ここまで読んでくださった方
本当にありがとうございます。
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