日々の萌えなどつらつらと。
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まず、個人的には面白かったと思います。
スッキリ答えあわせしたい人が大分イラっとしていたようですが、
自分はウィルの出してくれた答えと、
グレルの告白で満足していますので文句はないです。
うみねこの謎は、テーマのひとつですが、
一番大事なことはそれを解いた先にありますのでね。
これからウィルの教えてくれた模範解答を見ながら
じっくりとうみねこを遡ろうかと思っています。
ガートルードも『物語を遡り給え』と教えてくれていますし。
色々見えてきて、この発言にはこんな意味があったんだ!
と驚くことばかりです。
驚く筆頭としては紗音の
『昔の戦人は、白馬に乗って迎えに来るぜ、
シーユアゲイン!とか言ってました』
的な発言。
思い出したとき、『ひいいいいいい』ってなりましたね。
あとEP4で二人のベアトが存在していたこと。
あれもルールとし存在するベアトと願いから生まれたベアトが
並び立っているヒントだったのですね。
ヤスは紗音でいいのだと思っています。
ヤス=幾子説も面白ですけどね。
でももし、ヤスが幾子なら。
偽書を二人で書く意味がないと私は思うのですが如何でしょうか。
猫箱の中の可能性を十八が思い出しながら、
語ったのがEP3、4,6なら徐々にベアトに対する理解が
深まってそして、EP8に至るのなら素敵だと思うのですが。
「仲間が皆辞めてひとりだけ残った」という記述がありました。
ヤスにとっては「理想の使用人」であり、「優しい姉のような先輩」として
紗音という存在を作り上げたのではないかと思います。
実際作中の『紗音』は使用人としては未熟、と言われていますし、
紗音が10年勤めていることは語られています。
つまりヤスの本名は安田紗代、ということになります。
そして、理御であり、三代目ベアトリーチェである子供の
性別について伏せられていましたが、
素直に考えれば女性でいいのではないでしょうか。
何しろ源次が金蔵に対して生きていることを伏せなくてはならないと
感じたなら女性だったのだと思います。
二度目の過ちが起きないように、と危惧したのなら女性でしょう。
まあ……きんぞー☆は変態さんなので
ベアトリーチェならどっちでも来い!なのかもしれませんが。
ただ、赤ちゃんの時に崖から落ちたのなら、
完全な女性の体、ではないのかもしれません。
発育が不全だったと言われていますが、血が濃いからかもしれませんし、
怪我の後遺症で発育が遅れたのかもしれません。
若く……幼いと言ってもいいかもしれない
二代目ベアトリーチェの娘だったので、もしかしたら早産だった可能性もあります。
何故こんなことを言っているかというと、
EP7で『こんな恋のできない体で!』と誰かが南條先生と、
源次に言っている場面が気にかかるからです。
もしかしたらベアト&理御は女性ですが、
女性とは言い切れない体を持っていた可能性があるのです。
その可能性が嘉音という存在を生んだとも言えるのではないでしょうか。
読み返してみないとなんともいえないのですが、
もし猫箱に閉ざされた10月4日、5日が幻想世界だったとして。
それ以前に嘉音が、ちゃんとお勤めをしているのかが気になります。
ベアトリーチェになる決心をしたヤスが、
世界を変更、という描写があります。
……世界を変更、の一言で福音の家から来た、
新しい使用人を右代宮家に迎え入れることは
果たして可能なのでしょうか。
紗音が三代目ベアトリーチェであることを知っている、
源次や熊沢は、紗音が嘉音として振舞うようになっても
黙って見守る可能性はあります。
嘉音として振る舞い始めた紗音を見て、源次が新しい使用人としての嘉音を、
正式に迎え入れる準備をし、いつしか紗音と嘉音の二重生活が始まったのかもしれない。
言い方は良くないですが嘉音ごっこをしていたら、
朱志香に見つかって『本当に存在することになった』可能性もある。
源次と熊沢さんが『嘉音』と『紗音』が同一人物であると
知っていたならうまくシフトを組むこともできるでしょう。
体の主導権をどっちが握っているかによって
心も完全に切り替えることができたのではないでしょうか。
時系列的にみれば
・ヤスが姉として紗音を生み出した。
・しかしヤスは魔女に憧れて、魔女として生きることにした。
紗音である自分と完全に意識を切り替える決断をする。
・紗音の意識である時間と、ベアトリーチェである時間が分離。
少なくとも紗音である時にはベアトである人格が『感知』できない。
・紗音が戦人に恋をした。
そのまま成就してしまえば、ベアトの人格は
消えたのかもしれない。(統合?)
けれど紗音の恋は順調にはいかなかった。
ベアトと紗音の人格が再度干渉し始める。
・紗音は戦人を諦める決断をする。
けれど諦めきれない心をベアトに一時預かりとして渡すことにする。
しかしベアトである人格とつながり続ければ、
結局恋を諦められない。
再度ベアトと紗音の人格が不干渉に。
けれどそれでは紗音の人格が不安定なままに。
ベアトは自分が再度不干渉になるかわりに
(記憶を封じるかわりに)嘉音としての人格を生み出す。
・紗音は新しい気持ちで譲治と向き合い、恋をする。
・嘉音は朱志香にひかれていく。
・紗音と嘉音は体の主導権を巡って決闘を繰り返す。
・真里亞とベアトが出会い、マリアージュソルシエールが誕生。
・ベアトは正式に黄金の魔女ベアトリーチェの継承をする。
・金蔵が死亡。
・全てをそのままに、とベアトが望んだために、
源次、南條先生、熊沢はベアトの下についたものの、
立ち位置を変えず。
・金蔵の死がまず蔵臼に、そして夏妃に伝えられる。
・金蔵の死を伏せることになる。
・譲治は見合いをする。
そのことに紗音は悲観する。
・この頃、ベアトは紗音と嘉音のやりとりを傍観していたのかも
しれない。(EP2のやりとり等)
・ベアトは譲治との成就の見返りにお社の鏡を割って欲しいと願う。
それは紗音の体を使って、本当に爆薬が作動するかの実験をする為の
口実。
・紗音が鏡を割った後、ベアトは多分爆薬を使って
社を吹き飛ばした。
・(もしかしたらベアトは源次を通じて何らかの手段で、
譲治のお見合いを破談にしたのかもしれない)
・譲治と紗音は両想いに。旅行にも行く。
・譲治が紗音にプロポーズをするかもしれない状況になり、
(紗音として六軒島を出るという結末)
紗音の勝利に傾いていた。
(嘉音は最初から諦めていたのかもしれない)
・その年に戦人が帰還。
・戦人帰還の知らせと同時にベアトの中に眠っていた恋心が覚醒。
・紗音、ベアト、嘉音の三つ巴の戦い。
・……決着がつかない事を悲観し、三人は運命をルーレットに任せることにする。
・ベアトは正当な六軒島の領主として、
肩翼の鷲の封蝋と封筒を使い、真里亞に手紙を渡す。
(ベアトとしての人格が渡したのなら赤字に背かない)
・EP毎に共犯者は変わるがそれは猫箱の中の可能性。
・24時の時間切れ前に、碑文を解き、
爆弾を止め、自分の正体を明かし、心中を止めて欲しかったのではないか。
・もし、戦人が碑文の謎を解くことが出来、
約束を思い出すことが出来れば勝者はベアトリーチェに。
・戦人以外が謎を解き、譲治が生き残れば勝者は紗音に。
紗音としての彼女はその運命を選ばなかったのかもしれないけれど、
悲観したベアトと、嘉音に押し切られたのかもしれない。
多分、紗音と嘉音は
『自分が碑文を解き、ベアトリーチェに成ったことを知覚できていない』
のではないかと。
もし知覚できていたらフェアではなくなってしまうし、
物語自体が成り立たないので。
でも、黄金郷としての猫箱の中でなら。
三人は三人の想いを成就させることが出来る。
だからこそ、三人は運命に身をゆだねた。
きちんと碑文の解き方が存在していたことが驚きでしたが、
それをモチーフにベアトが書いたのがEP1とEP2のボトルメール。
そのボトルメールの様式を元に、
真実を隠すために、絵羽犯人説でエヴァ・ベアトリーチェが
猫箱に蓋をしようとして紡いだ現実を元に中途半端に覚醒した十八が書いた偽書がEP3。
そのボトルメールとEP3を読み解こうとして、
縁寿の願いが干渉し、十八となった戦人の偽書と混ざり合ったのがEP4。
代理でゲームマスターとなったせいで、
ゲームのルールを(そして多分ベアトの願いも)理解した
ラムダデルタによって書かれたEP5。
十八が真にベアトを理解し、その想いを成就させたいと願い
書いた偽書がEP6。
猫箱をより大きな猫箱で囲い、ベルンカステルがカケラ紡ぎを
した結果見えた世界がEP7。
十八の中にもし、黄金郷へ至った戦人がいたのなら。
EP8は猫箱の外と、内側から扉を閉ざし、
(作中で黄金郷の扉は中から一人、外からは二人で閉ざさなければ
ならないという示唆がある)
縁寿を送り出す為の話であると言える。
幾子と十八が外から、戦人が内側から黄金郷への扉を閉ざしたのかも、
……と今ちょっと思ってみたり。
ベルンカステルは、言った。
もしかしたら家族が一人くらい帰ってくる未来を用意できるかも。
十八は確かに戦人ではないかもしれないけれど。
家族であったことは確かだ。
ベルンカステルは奇跡を諦めなかった縁寿に贈り物をしたのかもしれない。
ベルンとラムダはこの物語にハッピーエンドはない、と言っている。
それは閉ざされた猫箱は過去のものであり、
戦人がいくら勝利を収めても、全員生還、帰還EDはないということ。
縁寿が存在する未来において、六軒島は大爆発を起こし、
絵羽以外の生還者がない未来が確定している。
惨劇は起こってしまっていて、そのことはもう覆らない。
その意味においては縁寿にはハッピーエンドは訪れない。
少なくとも縁寿が望む形では。
最後に。
この話はずっと戦人が黄金郷に行くのを拒否してきたからこそ
続いていた話でもありました。
招くことができなかった戦人が、ようやく黄金郷に至ったあの描写。
自分は鳥肌がたちました。
バトベア至上でないとええー!?かもしれませんが、
ベアトがずっと戦人との約束を思い出して貰いたかったということを
考えれば、当然の流れだったのではないでしょうか。
まあちょっとベッタべただったかもしれませんけどねw
真相が明かされないことに対しては、
別に問題ないです。
だって最後に戦人が守りたかったのは、
ベアトリーチェの心臓であり、その眠りなんですからね。
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