日々の萌えなどつらつらと。
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『鷺と雪』読み終わりました。
スマホと戯れすぎて読書が進まなくなったというのも
ありますが、じっくり読みたい本だったので時間がかかりました。
これ、直木賞とってるのですか!おお!
直木賞っていうと、
『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』(山田詠美)、
『山妣』(坂東真砂子)、『星々の舟』(村山由佳)、
『号泣する準備はできていた』(江国香織)、
くらいしか読んだ覚えがありません。
……まあ、別にどうでもいいですねw
物語の時期が時期で綺麗に三部作がハマっていて、
凄い構成力なんですけれど、
遙か5をプレイした後にこの本を読むと色々と考えてしまいます。
遙か5(特に風花記ED後)の世界だと、
上手くいけば坂本龍馬が維新を生き抜き、
小松帯刀が西南戦争を止め、
不平等すぎる条約を結ぶことを回避し、
……日露戦争はわかりませんが、
日清→太平洋戦争の勃発を避けることができる、かもしれない。
そんな日本はどんな国になっていたんでしょうね。想像もつきません。
幕末→昭和の近代史に疎い自分ですので、
これから勉強してみたいなあとは思うのですが。
しかし、遙か5の帯刀さんは家格や身分の差を無くしたいと
考えていた人ですので、
貴族院とか華族とか家格とかいう単語が出てくる度に、
少し微妙な気持ちになりました。
『もう少し自由な世の中になると思っていたけれど』
そう自分の中で苦笑いしているのを感じると、
小松帯刀が風花記ED後どう生きるのか凄く興味が湧きました。
健康に不安の無い『彼』ならどう幕府を解体したんでしょう。
それともやっぱり桂や西郷、大久保に委ねるのかな。
ベッキーさんシリーズ自体は昭和初期頃の話なので、
そんなことを考えながら読むのはおかしいのですが。
途中で小松子爵というのが出てきて思わずドキリとしました。
帯刀さんの小松家は確か伯爵だった筈なので違うとは思うのですけれど。
主人公の花村英子さん自体はとても可愛いお嬢さんなんで
とても好感は持てました。
(ベッキーさんもかっこいい!)
引用される作品や何かもきになるので調べながら読むと
とんでもなく時間はかかりますが、
時代を感じられる作品でとても面白かったです。
読むのなら三部作を順番どおりに読むことをオススメします。
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