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日々の萌えなどつらつらと。
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ちょっと書かずにはいられないので、
書かせてください。
 
楊令伝読破しました。
ネタバレ満載です。
ちょっと心の中に収めておくのが難しいので書きます。
というか北方ファンがいらしたら語りたいです。もう本当に。
歴史モノしか読んでいないのですが、面白すぎです……。
読み出したら本当にとまらないんですよ。(私は!)

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楊家将→血涙→水滸伝→楊令伝と読んできました。
まだ読んでいないんですけど、もうすばるのほうで
岳飛伝始まってるんですよね……。
 
楊家将→血涙(楊家将続編)のラストも号泣しました。
楊家軍はみんな好きなんですけど、
特に好きなのは楊四郎(=石幻果)です。
楊四郎はもうずーっと気になってました。
眼鏡が存在してるなら絶対かけてるね!(願望)
将来の嫁との出会いも胸が高鳴る展開なんですけど、
兄弟の皆がまっすぐな中ちょっと屈折してるのがいいんです。
別にって言いながら、実は一番好戦的だったりとかね。
好きだなあと思っていて、血涙にシフトした時に最愛になりました。
彼の葛藤はもう、読んでいてぐっと来ました。
楊家の因縁の相手、遼の王族と結ばれ、楊家の血統は、
後に蕭珪材に引き継がれます。
護国の剣と共に。
そしてその蕭珪材も戦死……。
子孫は岳飛伝に出てくることはあるのか……うう。
 
楊業も格好いいんです。死に様まで含めて好き。
その楊業が打った剣、吹毛剣。
それが六郎から子孫に受け継がれていきます。
この血統が、水滸伝に出てくる楊志。
楊志も素晴らしい軍人なんですけど、わりとあっけなく死んでしまいます。
もっと活躍見たかったああああああ!!!!!
と思ってしまうのは、先に楊家将を読んでいたせいです。
水滸伝を書いている途中で楊家将は書かれたそうで、
北方謙三じたいあとでしまったと思い、
後に出た文庫版では楊志の描写が加筆されています。
加筆されている、と楊家将の(確か)あとがきで知った自分は
迷わずに水滸伝は文庫版をチョイス。
普段はハードカバーで読むほうが好きなんですけど、
水滸伝は文庫版で読みました。
北方水滸伝で一番好きなのは多分林沖……
花栄も呼延灼も史進も李俊も公孫勝も燕青も好きだな……。
や、勿論魯智深もね。
でも林沖なのかな、死んだとき一番泣いたのは林沖なので。
いや、あの屈折した感じがやっぱりたまらなく好きです……。
林沖が気になりすぎて、図書館に無かったとき、
発狂しかかって文庫版数冊買って読んでますからね。
そのうち全巻そろえる気満々ですけどね。(遠い目)
楊令伝に移ってから呉用も好きになりましたがっ。
呼延灼もね、楊家将で出てきた呼延賛の子孫かと思うとわくわくしました。
最後にずっと認められなかった息子を助けて死ぬとか、
どれだけ泣かせれば気が済むのか。
 
しかし楊令のあの死に様はなんというか。
楊家の呪いというかなんというか。
うわ、これで終わってしまうの!?と
ちょっと発狂しかかりました。
しかも、好きだった花飛麟も戦死。
花飛麟は北方謙三に愛されすぎましたね。
登場シーンからおお?という展開だったし、
扈三娘との因縁もあああという感じだったし。
花飛麟の最後は、楊令伝15巻で一番いいシーンでした。
楊令の死のシーンより力が入ってましたね。(苦笑)
彼の死がやっぱり堪えました。
そしてその直後の楊令の死。
文章量で言えば、花飛麟が死んで5分後くらいに迎えた
楊令の死はさらに私を打ちのめしました。
楊家将→血涙→水滸伝→楊令伝。
過去の英雄である楊業からの流れに飲み込まれてしまった
あの小さかった楊令が、宋江から梁山泊の棟梁を引き継がされ、
苦悩しながらも率い……たいした安らぎも得られないまま、
英雄として死んでしまった。
あの小さかった楊令が。
ちっちゃい頃から知っていたあの子が、
いつの間にか自分とそう変わらない年になって、
梁山泊を迷いながら導いて、苦悩の果てに死んでいくわけですよ。
 
はぁ…………。
 
吹毛剣は折れずに回収されたので誰かがそれを引き継いでくれるのか。
岳飛はどんな風に成長するのか。
楽しみといえば楽しみなのですが。
 
花飛麟と楊令の死が堪えてだいぶ今無気力です。
はぁ……こうやって文章に出来て少し気が楽になりましたが。
血涙読んだ後もこうやって呆然としていたけれど……はぁ。
楊業は宋の為に遼と戦い死んでいき、
石幻果は遼を守って死んでいったのに……、
時代は流れて宋は腐敗し、楊業の子孫である楊志は、
宋を倒すために立ち上がって死んでいき、
石幻果の子孫である蕭珪材は祖国である遼を守りきれず、
そして岳飛と戦って死に場所を得て死んでいった。
血が繋がらないものの、楊志が拾った孤児は、
楊業の尊称である楊令公にちなみ楊令の名を授かって、
宋を倒し、志半ばで死んでいった。
 
…………なんなんだろう。
まあ、楊令という存在は創作らしいんですけどね。
岳飛伝で完結らしいので、今度はリアルタイムで
連載をおっかけたいと思います。
でも北方謙三がもし遙か3を書いたらどんななんだろう!
間違いなく将臣ルートでしょうけれど(弁慶ルートもありかな)
きっと面白いんだろうなあ、なんて考えても仕方のないことを
考えてみたりしています。
 
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