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日々の萌えなどつらつらと。
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某小説のタイトルと知っていながら拝借しました。(すみません)
ちょっと他にタイトルが思いつかなかったので。
崖の花というわけにもいきませんしw

カインルートED直前くらいの話です。
カインとショナしか出てきません。
(テレサは~!?)

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えー、カインがショナの墓を掘る話です。
(そう書くとみも蓋もないですねwwwww)
曇天の下。
崖の上風に吹かれて靡く長い髪。
ぼろぼろのスコップで一心不乱にショナの墓を作る
カインのビジュアルが頭にありました。
隣に眠るのはかつて愛した婚約者。
自殺は罪深いことで墓所に入れてもらえないというのは
よくある話だったので、崖の上に墓がぽつんとあってもいいかなと。
権力者に逆らった手前、おおっぴらに嘆くことも
出来なかったということもありえますし。

空間転移で移動できるのは、一流の術者以外は
行ったことのある場所のみ。
騎士団を失ったカインが、一番最初に失った婚約者のことを
思い浮かべるのは自分の中では自然かな、と思ったので
そうしています。

創作を書くにあたって原作の小説を読みました。
ショナとカインが初めて出会ったのは、ショナの愛するものたちの墓地。
ショナとカインの最後が、ショナの墓なのは、
少し皮肉が利きすぎているかな……とも思いましたが、
それもアリかなと思ったのでそうしました。
愛するものの命をその手で奪うのは幸福なことだ。
そうカインが言ったのはおそらく心理学の中での一般論。
彼の本音ではないと思います。
でもショナを弔うカインが不幸かと言えばそうではありません。
悲しみに満ちているけれど、まだテレサという希望が残っている。
ショナはカインとテレサに生きて欲しかったから、カインを庇った。
自分の愛する人の未来を希う気持ちを理解して、
ようやく自分の手で愛する対象の命を完結させることに拘る事から開放された。
だいたいそんな解釈です。

カインが突き立てた剣はショナの墓標代わり。
けれど剣を持たずに移動できるほど平和でもないと思うので、
ショナのナイフを肩身に持っていくという展開にしました。
ショナを穴に横たえるとか、土をかけるという展開は
自分には無理だったので(いや書いてもいいんですが……ねぇ)
いつの間にかに埋葬は終わってしまっていますが、
最終的にはカインの大切だった過去を象徴する二人の墓の前で、
カインが今度こそ自分らしく生きることを誓い、
(そういう風に直接は書いてはいませんが)
テレサと未来を生きるためにもう一度ここから旅立っていく話として、
この話を書いたつもりです。


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